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古典文学を楽しむ会

徒然草93段より(12月の例会)
「牛を売る者あり。買う人『明日その値をやりて、牛を取らん』といふ。夜の間に牛死ぬ。買はんとする人に利あり、売らんとする人に損なんあり」と語る人あり。(原文)

~此の短文で12月のテキストは始まった。

まだ代金の受け渡しがない夜のうちに牛が死んだ、売買が正式でなかったから、買う人は得をして、売る側は損をしたことになる、という。ここから作者の展開が示される。「まてまて、果たして損といえるか、牛は死んだけど持ち主は生きているではないか、人の命は万金に値する、生を楽しむという宝を忘れて、気骨の折れる楽しみ事に心を向けるのがいいか?」などと飛躍していく論法に屁理屈だという人もある、と。ちょっとした人生哲学について触れている。

第二部は「後拾遺和歌集」より
「心にもあらでうき世にながらへば 恋しかるべき夜半の月かな」 三条天皇
藤原道長と確執のあった三条天皇の関係など大河ドラマのおかげで、一段と名前や位についての理解も深められるのが楽しい。

古典文学を楽しむ会2024年12月11日更新

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